スポーツメンタル
外来
スポーツにおけるメンタルの悩みを
専門的にサポート。
試合前の緊張、不安、スランプ、
燃え尽き症候群など、
アスリート特有のメンタルの問題に対応
当外来ではスポーツ精神医学を専門とする山口達也医師が診療を担当し、競技におけるメンタルの課題やストレスへの対処をサポートします。
アスリートは高い集中力や精神力を求められる一方で、プレッシャー、スランプ、怪我による不安、モチベーション低下など心の問題に直面することも少なくありません。
スポーツメンタル外来では「競技に向き合う心の土台づくり」と「メンタルの回復サポート」を提供し、選手が最高のパフォーマンスを発揮できるよう支援します。
「試合前の緊張が強すぎる」
「思うように競技を楽しめなくなった」
「ケガをきっかけに不安を感じるようになった」

そんな悩みを抱える選手の皆さん、ぜひご相談ください。
スポーツをするすべての人が心の健康を大切にしながら競技を続けられるよう専門的な視点からサポートいたします。
アスリートの心を支える専門外来

スポーツにおけるメンタルの悩みを
専門的にサポート
試合前の緊張、
不安、
スランプ、
燃え尽き症候群など、
アスリート特有のメンタルの問題に対応します。

スポーツには心身を鍛え、成長を促す力がありますが、同時に競技に伴うプレッシャーやストレス、環境の変化によってメンタル面の負担を感じることも少なくありません
必要に応じた検査・評価
診察の中で、より詳しい評価が必要と判断された場合は、以下のような医学的検査を実施することがあります。
  • 血液検査(栄養状態・ホルモンバランス評価)
  • 心電図(自律神経の影響による異常の確認)
  • 画像検査(MRI・CT・レントゲン)(頭部・身体の精査)
  • 脳波検査(脳の神経活動の評価)
入院治療について当外来は外来診療を中心としたメンタルケアを提供しており、入院設備はございません。より専門的な治療や入院加療が必要な場合は、適切な医療機関をご紹介させていただきます。
担当医師
  • ​山口 達也
    スポーツ精神医学を専門とする医師

学歴および職歴:
2008年:熊本大学医学部医学科卒業
2008年~2010年:熊本大学医学部附属病院 初期臨床研修医
2010年~:熊本大学神経精神科 医員
2015年~:慶應義塾大学医学部精神・神経科 訪問研究員
2018年~:慶應義塾大学医学部スポーツ医学総合センター 訪問研究員
2020年~:国立スポーツ科学センタースポーツメディカルセンター心療内科 非常勤医師
2022年~:順天堂大学医学部スポーツ医学研究室 非常勤助教
2023年~現在:順天堂大学スポーツ健康科学部および医学部スポーツ医学研究室 特任助教

資格:
日本スポーツ心理学会 スポーツメンタルトレーニング指導士​

研究分野:
  • スポーツ精神医学
  • ​スポーツ医学
  • ​臨床精神医学
  • ​スポーツ心理学
  • ​臨床心理学
  • ​神経心理学​
研究テーマ:
  1. アスリートのメンタルヘルス問題の診療
  2. ​精神症状に対する運動療法の有効性
  3. ​脳機能画像を用いたエビデンスの構築

主な著書:
  • ​『メンタルに悩むアスリートに寄り添いケアするための本』(新興医学出版社、2024年)
  • ​『女子アスリートコンディショニングエキスパート検定テキストブック』(東洋館出版社、2024年)
  • ​『整形外科医のためのスポーツ医学概論』(中山書店、2021年)​
  • 『イラスト図解筋力トレーニング:医・科学的根拠に基づくアプローチ』(文光堂、2019年)
競技の緊張、日常の不安・不眠、やる気が出ない、食事面の課題など


スポーツ精神医学とは、スポーツと精神医学の関係を研究する学問分野です。スポーツ選手の心の健康維持や不調の回復を目的としています。
対応する主な症状
試合や練習の極度の緊張やプレッシャー
  • 大事な試合の直前になると 異常に緊張してしまう
  • プレッシャーに押しつぶされそうで、本来の力を発揮できない
  • 試合や競技中に 身体が固まってしまう、動きがぎこちなくなる
  • 試合前に吐き気や腹痛がある(心因性の身体症状)
  • イップスによって、特定の動作が突然できなくなる
スランプ・モチベーション低下
  • パフォーマンスが低下し、原因がわからない
  • 「やる気が出ない」「練習しても成果が出ない」と感じる
  • 突然 スポーツが楽しくなくなった
  • 「自分には向いていないのでは?」と競技を辞めたくなる
  • 過度なトレーニングによる心身の疲労(オーバートレーニング症候群)
ケガやリハビリ中の不安・ストレス
  • ケガをしてから自信を失った
  • 「このまま競技を続けられるのか?」と将来が不安
  • 復帰後に同じケガをするのが怖い
  • 「リハビリを頑張っても、元のレベルに戻れるのか?」と焦る
燃え尽き症候群
(バーンアウト)
  • 「もう競技を続けたくない」と思う
  • 「頑張りすぎて、何もかも疲れた」と感じる
  • 以前のように競技に情熱を持てない
  • コーチや周囲の期待に応えることが苦しくなってきた
競技環境や対人関係のストレス
  • コーチやチームメイトとの関係がうまくいかない
  • 指導が厳しすぎて精神的にきつい
  • 親・指導者の期待が重く、プレッシャーを感じる
  • チームの雰囲気が悪く、人間関係のストレスがある
睡眠障害・自律神経の乱れ
  • 試合前になると なかなか眠れない
  • 夜中に目が覚める、朝スッキリ起きられない
  • ストレスが多く、胃痛や食欲不振がある
  • 練習・試合後に 極端な疲労感が抜けない
過度な完璧主義・自己評価の低下
  • 「ミスをしてはいけない」という強いプレッシャーを感じる
  • 小さなミスがあると 「自分はダメだ」と思い込む
  • 常に結果ばかり気にしてしまい、競技が楽しめなくなる
  • 周りと比べて「自分は劣っている」と感じる

食行動の悩み・摂食障害

  • 試合前や減量期に食事制限が極端になり食べることへの罪悪感を感じる
  • 競技のために食事管理を厳しくしすぎてストレスを感じる
  • 減量後に過食が止まらなくなり自己嫌悪を感じる
  • 体重や体型へのこだわりが強くなりすぎて競技に集中できない
イップス(Yips)とは?
1
イップスとは?

緊張や不安などの心理的な要因によって、スポーツや楽器の演奏などの動作に支障をきたす運動障害です。


原因不明の動作異常

→ これまでできていた動作が急にできなくなる

心理的な影響が大きい

→ 緊張・不安・プレッシャー・トラウマなど

スポーツ選手に多いが、音楽家や職人にも発生する

2
具体的な症状

ゴルフ → パターが打てなくなる

(プロゴルファーに多い)

野球 → 投球動作ができなくなる

(投手・内野手に多い)

テニス → サーブが入らなくなる

音楽 → 楽器を演奏するときに手が震える

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イップスの原因

心理的要因

  • 失敗経験やプレッシャーによるトラウマ
  • 「こうしなきゃダメだ」という強い意識
  • 競技や演奏に対する不安・焦り

神経系の問題

  • 運動制御の異常(脳が意識しすぎて逆に動きを妨げる)
  • 「ジストニア」(特定の動作をするときに筋肉が異常に緊張する現象)が関係することも.
4
イップスの克服方法

リラックス&マインドフルネス

緊張を解き、プレッシャーを軽減する

ルーティンを変える

いつもと違う方法で動作を試してみる

専門家の指導を受ける

メンタルコーチ・スポーツ心理学・認知行動療法(CBT)

脳科学的アプローチ

「動作イメージトレーニング」

「バイオフィードバック療法」

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